夜桜銀次こと平尾国人と、石野組々長・石野一郎は、愚連隊時代からの兄弟分であった。昭和三十二年三月、別府市で開催される博覧会の施設の利権をめぐって、新興石野組と旧勢力坂口組が対立した。銀次は石野が坂口組に狙撃され、重傷を負ったために、坂口組幹..